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インターネットサービス

インターネット上でもっとも広く使われているサービスの一つが電子メール(Eメール)です。電子メールでは、送信者が作成したメッセージがインターネットを経由して受信者のもとに届きます。届いたメールは、メールサーバー上のメールボックスと呼ばれる保管領域に蓄えられ、受信者が好きなタイミングで確認できます。

電子メールには、文字だけで構成されるテキスト形式メールと、文字の色やサイズ、画像の埋め込み、ハイパーリンクの設定が可能なHTML形式メールがあります。

形式特徴注意点
テキスト形式メール文字のみで構成。軽量でどの環境でも表示できる文字装飾や画像の埋め込みはできないが、ファイル添付は可能
HTML形式メール文字の装飾・画像埋め込み・ハイパーリンク設定が可能受信環境によっては正しく表示されないことがある

試験で出るポイント

「テキスト形式ではファイル添付ができない」は誤りです。ファイル添付はどちらの形式でも可能です。HTML形式でできてテキスト形式でできないのは、本文中の文字装飾やハイパーリンクの設定です。

To・Cc・Bcc ── 宛先の使い分け

Section titled “To・Cc・Bcc ── 宛先の使い分け”

電子メールを送るとき、宛先の指定方法には ToCc(Carbon Copy)、Bcc(Blind Carbon Copy)の3種類があります。これらの違いは、ITパスポート試験で毎年のように出題される超頻出テーマです。

宛先の種類役割アドレスの見え方
Toメインの宛先。「あなたに送っています」という意味全員に表示される
Cc(Carbon Copy)参考として送る相手。「念のため共有します」という意味全員に表示される
Bcc(Blind Carbon Copy)他の受信者に知られずに送る相手他の受信者には表示されない

Aさんが、Bさん(To)、Cさん(Cc)、Dさん(Bcc)にメールを送った場合を考えてみましょう。

受信者Bさん(To)のアドレスを知れるかCさん(Cc)のアドレスを知れるかDさん(Bcc)のアドレスを知れるか
Bさん(To)○(自分)
Cさん(Cc)○(自分)
Dさん(Bcc)○(自分)

ポイントは、Bccに指定された人だけが、すべての送信先を把握できるという点です。ToやCcの受信者からは、Bccの人がメールを受け取ったこと自体がわかりません。

試験で出るポイント

To/Cc/Bccの違いを問う問題は、「誰が誰のアドレスを知ることができるか」を問う形式が定番です。「Bccの受信者は他の全員に見えない」「Bccの受信者だけが全員の宛先を知れる」の2点を押さえておきましょう。

同報メールとメーリングリスト

Section titled “同報メールとメーリングリスト”

複数の人に同じメールを一度に送ることを同報メールといいます。To・Cc・Bccのいずれかに複数のアドレスを指定すれば、同報メールを送ることができます。

同報メールと似た仕組みにメーリングリストがあります。メーリングリストは、あらかじめ登録されたメンバー全員にメールを自動配信する仕組みです。メーリングリスト専用のアドレス(例:team@example.com)にメールを送ると、登録メンバー全員に同じ内容が届きます。

方法仕組み適した場面
同報メール送信者がその都度、宛先を指定して送る一時的に複数人へ連絡したいとき
メーリングリスト登録メンバーに自動配信されるチーム内での継続的な情報共有

メール転送サービスとは、あるメールアドレス宛に届いたメールを、別のメールアドレスに自動的に転送する仕組みです。

たとえば、仕事用とプライベート用で複数のメールアドレスを持っている場合、すべてのメールを一つのメールボックスに転送して集約すれば、確認の手間を大幅に減らせます。

試験で出るポイント

メール転送サービスの出題では、「複数のメールアドレス宛のメールを一つのメールボックスにまとめて受信できる」という使い方が問われます。

MIME ── メールで画像や添付ファイルを送る仕組み

Section titled “MIME ── メールで画像や添付ファイルを送る仕組み”

電子メールは、もともとテキスト(文字データ)だけを送る仕組みとして作られました。そのため、画像や音声、ワープロ文書といったテキスト以外のデータをメールで扱うには、特別な仕組みが必要です。

MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)は、テキスト以外のデータ(画像、音声、動画、各種ファイルなど)を電子メールで送受信できるようにするための規格です。MIMEのおかげで、私たちは写真やPDFファイルをメールに添付して送ることができるのです。

cookie(クッキー)とは、Webサイトが利用者のPC(ブラウザ)にデータを保存する仕組みです。Webサーバーが発行した小さなデータが、利用者のブラウザに保存され、同じWebサイトに再びアクセスしたときにサーバーへ送り返されます。

cookieの代表的な活用例を見てみましょう。

  • ログイン状態の維持:一度ログインすると、次回アクセス時にIDの再入力が不要になる
  • ショッピングカートの保持:ECサイトでカートに入れた商品が、ブラウザを閉じても保持される
  • 閲覧履歴に基づく表示:以前見た商品に関連するおすすめが表示される

なお、cookieと混同しやすいものに「キャッシュ」があります。キャッシュはWebページの画像やデータをブラウザに一時保存して表示を高速化する仕組みであり、cookieのようにサーバーとの情報のやりとりに使われるものではありません。

試験で出るポイント

cookieは「サーバー側」ではなく「クライアント(利用者のPC)側」にデータを保存する仕組みです。「サーバーにデータを保存する」という選択肢は誤りですので注意しましょう。

RSS(Really Simple Syndication)とは、Webサイトの記事の見出し・リンク・要約などの更新情報を、決まったフォーマットで配信する仕組みです。

ニュースサイトやブログが更新されたとき、いちいちサイトを訪問して確認するのは手間がかかります。RSSを利用すれば、RSSリーダーと呼ばれるツールに複数のサイトを登録しておくだけで、更新情報をまとめてチェックできます。

RSSで配信されるのは、あくまで記事のタイトル・リンク・要約といった「情報」です。

試験で出るポイント

RSSの出題では、「Webサイトの見出しやリンク、要約を記述するフォーマット」という定義が問われます。「アクセス数を集計するもの」「デザインテンプレートを配信するもの」といった選択肢は誤りです。

オンラインストレージとは、インターネット上にファイルを保存できるサービスです。Google DriveやiCloudなどが代表的な例です。

オンラインストレージを利用すると、次のようなメリットがあります。

  • インターネット環境さえあれば、どこからでもファイルにアクセスできる
  • 複数人でファイルを共有し、共同で編集できる
  • PCが故障しても、クラウド上にデータが残るため安心

USBメモリなどの物理的な記憶媒体を持ち歩かなくても、必要なファイルをいつでも利用できる点が大きな特徴です。

まとめ ── インターネットサービスの全体像

Section titled “まとめ ── インターネットサービスの全体像”
サービス・用語概要
テキスト形式メール文字のみのメール。軽量で互換性が高い
HTML形式メール文字装飾やハイパーリンクが使えるメール
To / Cc / Bcc宛先の指定方法。Bccだけが他の受信者に見えない
同報メール複数の宛先に同じメールを一斉送信すること
メーリングリスト登録メンバー全員にメールを自動配信する仕組み
メールボックスメールサーバー上のメール保管領域
メール転送サービス届いたメールを別のアドレスに自動転送する仕組み
MIMEテキスト以外のデータをメールで送れるようにする規格
cookieWebサイトが利用者のPCにデータを保存する仕組み
RSSWebサイトの更新情報(見出し・リンク・要約)を配信するフォーマット
オンラインストレージインターネット上にファイルを保存・共有できるサービス

試験で出るポイント

この分野では、To/Cc/Bccの違い、cookieの保存先(クライアント側)、RSSの役割がとくに頻出です。各サービスの「何ができるか」「何のために使うか」を正確に理解しておきましょう。

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