デジタルリテラシー
デジタルリテラシーとは
Section titled “デジタルリテラシーとは”情報システムを戦略的に活用するためには、システムを導入するだけでなく、それを使う「人」の能力も欠かせません。ここで重要になるのがデジタルリテラシーという考え方です。
デジタルリテラシーとは、事業活動・業務遂行のためにコンピュータ、アプリケーションソフトウェアなどのデジタル技術を理解し、効果的に活用する能力のことです。単にパソコンの操作ができるというだけでなく、業務上の課題に対して適切なデジタル技術を選び、使いこなせる力を指します。
たとえば、次のような能力がデジタルリテラシーに含まれます。
- 表計算ソフトを使ってデータを集計・分析できる
- プレゼンテーションソフトで説得力のある資料を作成できる
- 業務に適したクラウドサービスを選んで活用できる
- 情報セキュリティの基本を理解し、安全にITを利用できる
情報リテラシーとの関係
Section titled “情報リテラシーとの関係”試験では、デジタルリテラシーとよく似た用語として情報リテラシーが登場します。情報リテラシーとは、必要な情報を収集・整理・分析し、適切に活用・発信する能力のことです。ITパスポート試験においては、デジタルリテラシーは情報リテラシーの現代的な表現として、ほぼ同じ意味で扱われます。
関連する「リテラシー」との違い
Section titled “関連する「リテラシー」との違い”「リテラシー」とは、もともと「読み書きの能力」を意味する言葉です。IT分野ではさまざまな「○○リテラシー」が使われますが、それぞれ対象範囲が異なります。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| コンピュータリテラシー | コンピュータを操作する基本的なスキル |
| 情報リテラシー | 情報を収集・整理・分析・活用する能力 |
| デジタルリテラシー | デジタル技術全般を理解し、業務に活用する能力 |
| メディアリテラシー | テレビ・新聞・SNSなどのメディア情報を批判的に読み解く能力 |
コンピュータリテラシーが「機器の操作スキル」に焦点を当てるのに対し、デジタルリテラシーや情報リテラシーは「目的に合わせて技術や情報を活用する力」まで含む、より広い概念です。
graph TB
subgraph DL["デジタルリテラシー / 情報リテラシー"]
D1["デジタル技術全般を理解し<br>業務に活用する能力"]:::primary
subgraph CL["コンピュータリテラシー"]
C1["コンピュータを操作する<br>基本的なスキル"]:::base
end
end
subgraph ML["メディアリテラシー"]
M1["メディア情報を<br>批判的に読み解く能力"]:::alert
end
D1 --- C1
DL ~~~ ML
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classDef primary fill:#eff6ff,stroke:#2563eb,stroke-width:2px,color:#1e40af;
classDef alert fill:#fef2f2,stroke:#dc2626,stroke-width:2px,color:#991b1b;
試験で出るポイント
過去問では「情報リテラシー」の定義を問う問題が出題されています。誤りの選択肢として「ITガバナンス」や「コンピュータリテラシー」が登場することがあります。「情報を目的に応じて活用する能力」という定義をしっかり押さえておきましょう。
なぜデジタルリテラシーが重要なのか
Section titled “なぜデジタルリテラシーが重要なのか”企業がどれほど優れた情報システムを導入しても、従業員がそれを使いこなせなければ効果は発揮されません。デジタルリテラシーは、情報システム戦略を現場で実行するための土台となる能力です。DX(デジタルトランスフォーメーション)が求められる現代では、ITの専門家に限らず、すべてのビジネスパーソンにデジタルリテラシーが求められるようになっています。
過去問で実力チェック
Section titled “過去問で実力チェック”過去問に挑戦
Q. IT機器やソフトウェア,情報などについて,利用者の身体の特性や能力の違いなどにかかわらず,様々な人が同様に操作,入手,利用できる状態又は度合いを表す用語として,最も適切なものはどれか。
- ア アクセシビリティ
- イ スケーラビリティ
- ウ ダイバーシティ
- エ トレーサビリティ
解答(令和4年)
正解: ア
Q. ITの進展や関連するサービスの拡大によって,様々なデータやツールを自社のビジネスや日常の業務に利用することが可能となっている。このようなデータやツールを課題解決などのために適切に活用できる能力を示す用語として,最も適切なものはどれか。
- ア アクセシビリティ
- イ コアコンピタンス
- ウ 情報リテラシー
- エ デジタルディバイド
解答(令和5年)
正解: ウ