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OSの種類

OSにはさまざまな種類があり、用途や搭載される機器によって使い分けられています。大きく分けると、PC用OSモバイルOS組込みOSの3つに分類できます。

パソコンで使われる代表的なOSを見ていきましょう。

Windowsは、Microsoft社が開発したOSで、世界中のパソコンで最も広く使われています。企業でも個人でも幅広く利用され、対応するアプリケーションソフトウェアが非常に多いのが特徴です。

macOSは、Apple社が開発したOSで、同社のMacシリーズのパソコンに搭載されています。デザインや映像制作の分野で特に人気があり、洗練されたユーザーインタフェースが特徴です。

Linuxは、Linus Torvalds氏が開発を始めたOSで、**OSS(オープンソースソフトウェア)**として公開されています。ソースコード(プログラムの設計図)が無償で公開されており、誰でも自由に利用・改変・再配布できます。サーバー用途で広く使われているほか、組込み機器やスーパーコンピュータでも採用されています。

PC用OS開発元特徴
WindowsMicrosoft最も普及、ビジネス用途に強い
macOSAppleMac専用、デザイン分野で人気
Linuxコミュニティ(OSS)無償、サーバー用途で広く活用

スマートフォンやタブレットに搭載されるOSです。

iOSは、Apple社が開発したモバイルOSで、iPhoneやiPadに搭載されています。App Storeを通じてアプリケーションを配布する仕組みが特徴です。

Androidは、Google社が中心となって開発したモバイルOSです。OSSとして公開されており、さまざまなメーカーのスマートフォンやタブレットに搭載されています。世界的に最も利用者の多いモバイルOSです。

モバイルOS開発元搭載機器
iOSAppleiPhone、iPad
AndroidGoogle(OSS)各社のスマートフォン・タブレット

家電製品、自動車、産業機器など、特定の用途に特化した機器に搭載されるOSを組込みOSと呼びます。

組込みOSは、パソコンやスマートフォンのOSとは異なり、限られたハードウェア資源(少ないメモリや低消費電力のCPU)の中で、特定の機能を確実に動かすことに重点が置かれています。たとえば、電子レンジの操作パネル、カーナビゲーション、工場の制御装置などに組込みOSが使われています。

組込みOSの中でも、処理の「時間的な正確さ」が厳しく求められるものをリアルタイムOSと呼びます。リアルタイムOSは、決められた時間内に必ず処理を完了することが保証されたOSです。

たとえば、自動車のブレーキ制御システムでは、ブレーキペダルが踏まれてから一定時間以内に必ずブレーキが作動しなければなりません。こうした場面では、処理が「いつか完了する」のではなく「決められた時間内に必ず完了する」ことが求められるため、リアルタイムOSが使われます。

試験で出るポイント

リアルタイムOSは「速いOS」ではなく「決められた時間内に処理を完了することが保証されたOS」です。選択肢で「処理速度が最も速いOS」などと混同させる問題に注意しましょう。

OSSとプロプライエタリソフトウェア

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OSの種類を理解するうえで、ソフトウェアの提供形態の違いも押さえておきましょう。

**OSS(オープンソースソフトウェア)**とは、ソースコードが公開されており、誰でも自由に利用・改変・再配布できるソフトウェアのことです。先に紹介したLinuxやAndroidがOSSの代表例です。OSSは無償で利用できるものが多く、世界中の開発者が協力して改良を重ねるため、品質が高く信頼性のあるソフトウェアが生まれやすいという特徴があります。

一方、プロプライエタリソフトウェアとは、開発企業がソースコードを非公開とし、利用にはライセンス(使用許諾)が必要なソフトウェアのことです。WindowsやmacOSがプロプライエタリソフトウェアにあたります。開発元の企業がサポートやアップデートを提供するため、安定した運用がしやすいという利点があります。

区分ソースコード利用条件代表例
OSS公開自由に利用・改変・再配布可能Linux、Android
プロプライエタリソフトウェア非公開ライセンスが必要Windows、macOS

試験で出るポイント

OSSは「無料のソフトウェア」とだけ覚えるのは不十分です。OSSの本質は「ソースコードが公開されていること」であり、自由に改変・再配布できる点が重要です。また、OSSにも利用規約(ライセンス)は存在するため、「何でも自由にしてよい」わけではない点にも注意しましょう。

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