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FP3級とは?試験概要・合格基準・出題範囲をわかりやすく解説

FP3級(正式名称: 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定)は、暮らしに関わるお金を扱うファイナンシャル・プランナー(FP)の入門資格として位置づけられている国家検定です。

検定実施機関は次の2団体で、受検者は申込み時にどちらで受検するかを選びます。

  • 一般社団法人 金融財政事情研究会(通称 金財/きんざい
  • NPO法人 日本FP協会(通称 FP協会

学科試験は両団体で共通ですが、実技試験は団体ごとに科目が異なるため、自分が学びたい内容や受検対策のしやすさで団体を選ぶのが一般的です。

2025年4月以降はCBT方式に全面移行

Section titled “2025年4月以降はCBT方式に全面移行”

FP3級は 2025年4月 から、従来の年3回・紙の試験から、CBT(Computer Based Testing)方式へ全面移行しました。

項目旧方式(〜2024年度)CBT方式(2025年4月〜)
試験日年3回(5月/9月/1月)通年随時(休止期間あり)
試験会場指定された筆記会場全国のテストセンターから選択
解答方法マークシート画面上で操作
結果通知約1ヶ月後試験当日に暫定結果(合否は後日正式通知)

CBT化によって、自分の都合に合わせて試験日と会場を柔軟に選べるようになり、学習計画と本番のタイミングを合わせやすくなりました。

FP3級は 学科試験実技試験 の2科目で構成されます。両方に合格して初めて「FP3級合格」となります(学科のみまたは実技のみの合格は、次回以降の同名科目が免除される一部合格扱いとなります)。

学科試験(金財・FP協会 共通)

Section titled “学科試験(金財・FP協会 共通)”
項目内容
試験方式CBT方式
試験時間90分(旧方式の120分から短縮)
出題数60問
解答形式○×式(30問)+ 三答択一式(30問)
合格基準36点/60点(60%)以上

実技試験(団体ごとに異なる)

Section titled “実技試験(団体ごとに異なる)”
項目金財FP協会
試験方式CBT方式CBT方式
試験時間60分60分
出題数事例形式 5題(小問15問程度)20問
解答形式三答択一三答択一
合格基準満点の60%以上満点の60%以上
選択科目「個人資産相談業務」または「保険顧客資産相談業務」のいずれか1つ「資産設計提案業務」(1科目のみ)

試験で出るポイント

学科・実技ともに合格基準は**60%**で固定です。「満点を目指す試験ではなく、6割確実に取りに行く試験」と意識を切り替えるだけで、学習の優先順位が変わります。

FP3級には特別な受検資格はありません。FP業務に従事している者または従事しようとしている者であれば誰でも受検できます。実務経験や学歴は問われないため、大学生・主婦・他業種の社会人でも申込みが可能です。

科目受検料
学科試験4,000円(非課税)
実技試験4,000円(非課税)
学科+実技 同時受検8,000円(非課税)

学科試験は以下の 6科目 から幅広く出題されます。各科目から10問ずつ、合計60問です。

科目主な内容
A. ライフプランニングと資金計画FPの倫理・関連法規、6つの係数、社会保険、公的年金、企業年金、住宅ローン、教育資金
B. リスク管理保険制度、生命保険、損害保険、第三分野の保険、保険と税金
C. 金融資産運用経済指標、預貯金、債券、株式、投資信託、外貨建商品、NISA、金融商品と税金
D. タックスプランニング所得税の仕組み、各種所得、損益通算、所得控除、税額控除、確定申告
E. 不動産不動産の見方、取引・宅建業法、法令上の規制、取得・保有・譲渡の税金、賃貸、有効活用
F. 相続・事業承継贈与税、相続税、財産評価(小規模宅地等の特例ほか)

試験で出るポイント

学科は6科目から均等に10問ずつ出題されるため、苦手科目を1つ作るだけで合計点が大きく落ちます。捨て科目を作らず、全科目で6割を狙うのが最短ルートです。

FP3級では、税制・社会保険制度・年金制度など毎年改正される法律が出題対象になります。改正内容は その年の4月1日時点で施行されている法令を基準に出題されるのが原則です(実施機関の最新案内を必ず確認してください)。

そのため、1年以上前の古いテキストで学習すると、税率・控除額・非課税限度額などが現行法と異なり、誤った知識を覚えてしまう恐れがあります。テキストや問題集は**必ずその年度版(最新版)**を選びましょう。

NISA制度・住宅ローン控除・贈与税の特例など、ここ数年で制度が大きく変わった分野は特に注意が必要です。

  1. 受検団体の選択 — 金財または日本FP協会のサイトから選ぶ(実技の科目で判断)
  2. 受検申込み — 試験会場・日時を選び、受検料を支払う
  3. 受検 — 全国のテストセンターでパソコンを使って解答
  4. 結果確認 — 試験終了後、画面に暫定スコアが表示される。合格証書は後日郵送

次のステップ: 試験の全体像がつかめたら、合格のための勉強法で効率的な学習の進め方を確認しましょう。

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